最終更新日:2010/03/17

FX取引と両建て

FXの両建てとはある通貨ペアの買いポジションを持っていたとしたら、それと同じ通貨ペアで同じ額の売りポジションを持つということです。。FXする背広の男性

米ドル/円を10万通貨買いポジションを建て、米ドル/円を10万通貨売りポジションを建てることが両建てです。はじめてこれを見ると「こんなことをして一体何の意味があるの?」と疑問に思うでしょう
FXで両建てをするということは損が確定すると言うことです。両建てにはいろんな解釈があるようですが、基本的に両建てするとは損を確定させることだと思っていただければ間違いありません。

例えばドルが100円のときに10万通貨を買って、その後ドルが95円の時に10万通貨の売りポジションを建てて両建てしたとすると50万円の損が確定したことになります。(100円-95円)×10万通貨=50万円

ここからさらにレートが5円下がって90円になっても、確定した損は変化しません。
    (100円-90円)×10万通貨=100万円【買いポジション】
    (95円-90円)×10万通貨=50万円【売りポジション】
     100万円-50万円=50万円

一度両建てをとると、以降どんなに相場が変動しようと確定した損はまったく変わらなくなります。つまり相場変動の影響をまったく受けなくなるのですね。

FX取引ではこれ以上は損切りが出来ないという場合に心理的な非難場所として両建てをとりますが、結局いつかはポジションを決済しなければなりませんので大きな損失になることは避けられません。

また拘束される証拠金も買いポジションだけのときの倍は必要になりますし、スワップの支払いも両建てをとることで嵩みます。相場に長く居続けてFXを続けていきたいなら両建てには手を染めないで、早めに損切りする習慣をつけることをおすすめします。

ナンピンと塩漬け

FX取引でぜひとも手を染めていただきたくないもののひとつが「ナンピン」です。
ナンピンとは簡単に言うと、ある通貨を買ってその後予想に反して値が下がった場合にさらに買い増すことで購入単価を引き下げることです。

例をあげますと、1ドル104円で一万ドル買い、レートが106円になったら売るつもりが100円まで下がってしまった場合に、新たに1万ドル100円で買うことがナンピンです。つまり(104円+102円)÷2で、102円で2万ドル買ったことと同じにすると言うのがナンピンの仕組みです。FXする女性

102円で買ったのであれば、現在の100円からあと2円あがればプラスマイナスゼロに持ち込めると考えると気が楽になるからナンピンする人があとを絶たないのです。でも相場はそんなに都合の良いようには動いてくれません。またナンピン買いしたことで証拠金の割合が減っていますから、この点でもリスクが大きいのです。

ナンピンは値段が戻るという考えのもとにとられるものですが、同じくポジションを決済しないで塩漬けにして長く持ち越すことも、値段が戻るとの安易な考えでとられる手段です。ポジションを塩漬けにすることも非常に危険ですから避けることをおすすめします。

スワップポイントを狙っての十分な金利差益があるポジションなら別ですが、為替差益を狙ってとったポジションは、狙いに反して相場が動いた場合は、もうその時点で早めに見切るアクションを起こす必要があるのです。

ナンピンも塩漬けもプラスマイナスゼロあたりを狙った考えでしょうが、この考えから抜け出せないと本当にFXで儲けることは出来ません。ナンピンと塩漬けは行わない覚悟で、勝つ自信の持てるポジションを取るにはどうすれば良いかということに意識を向けるようにしていきましょう。